2008年2月17日日曜日

週間 天気 予報

金の天気予報 銀の天気予報

ウェザーニュースかと思ってたけど、社名はウェザーニューズなのね。ここの携帯電話サイトに登録していて、毎朝おもしろい予報メールを送ってくれる。型にはまらない自由な感じがいいと思っていたが、そこに根性を入れてる理由がこの本にある天気予報業界の裏話を読んでわかった。ここの社長さんが言うように、天気予報をきっかけに人が集まり、自然を愛でたり他人との交流を楽しむという<共生>の思想は、日本人が忘れかけている伝統をインターネットや携帯電話のような新技術で再現するような奥深いロマンがある。気象庁に対抗して超越しようとする意地と、それを全国の一般市民を巻き込んで実現する発想や努力にも拍手を送りたい。あまりギスギスせずさわやかな印象なのは、規格外(?)のエネルギッシュな会社で、無類の勢いを感じるからか。いわゆる宣伝の本とも違う、ちょっと不思議な夢を感じる本。手づくり感があって好感がもてる。これからの期待を込めて4点。

天気予報には、金の天気予報と銀の天気予報があると、筆者はいう。この本は、世界最大の民間天気情報会社ウェザーニューズの石橋会長が、天気について書いたエッセイであり、面白くてためになる本。金の天気予報は、草の根の天気予報だ。それは、「今日の天気は晴れのち曇り」と伝えるだけではない。「今日は、何をするにはいい天気だ」と、その日にしたい出来事にとって、天気がどんな意味を持つかを報せてくれる。また、天気予報に「自分も参加」できる。自分が今、目でみている風景を調べ、携帯電話でウェザーニューズに報告すると、それが天気予報に反映されることになる。まさに「草の根」の仕組みが、そこにある。ウェザーニューズの携帯電話による有料ユーザー数は、何と160万人とのこと。その人々が、天気予報の観測に参加したら…考えるだけで楽しくなる本だ。

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